ねずみの習性
2016年7月2日
こんばんは、タカマツです
今日はねずみについて勉強しました。
ねずみによる停電・ネット回線の断線
ねずみはあたたかいところ、狭い場所、近くにエサがある場所に好んで侵入します。飲食店のキッチンの配電盤、天井裏の断熱材といった場所ははまさにねずみにとって天国と言えます。これらにねずみが入り込むと、停電の原因になってしまいます。
ねずみには、一生伸び続ける歯を削るために何でも噛みつく習性があります。配電盤や天井裏には、ねずみが噛むのに適した太さの配線ケーブルが無数に張り巡らされています。
それらがねずみにかじられ、噛み切られると、停電の原因になります。
また、ねずみによる断線被害は、家の中の電線だけでなくインターネット回線のケーブルにもみられます。
電線・ネット回線の切断は一般家庭でも大変困った事態です。
しかし、業務のデータがインターネットでまとめて管理されている大きな会社にとってはなおさら、非常に重大な問題となります。場合によっては、莫大な金額の損害が生まれることさえあり得ます。
被害が拡大する前に、特に会社や業者はネズミの傾向が見られたらプロの駆除業者に調査、駆除を依頼することをオススメします。
ねずみによる漏電火災
配電盤・屋根裏に入り込んだねずみが起こすのは停電やケーブルの断線だけではありません。火災の原因になる可能性も秘めています。
ねずみにかじられたケーブルからは、表面を包んでいる絶縁体が削れて、剥げ落ちてしまいます。むき出しになった電線からは漏電が起こります。結果、ショートによる火花が起きて、まわりへと燃え広がる漏電火災が発生します。
またケーブル自体のショートだけでなく、それをかじっている間に感電死した、ねずみの死がいが火元となるケースもみられます。これらはけっして珍しいことではありません。
東京消防庁では毎年20件前後の火災がねずみによるものであると発表しています。更に2010年5月には長野県で立て続けに2件、ねずみが原因とみられる漏電火災が起こっています(いずれも全焼)。
電線や回線などのケーブルの断線が少しでも発覚したらネズミの侵入を疑い、速やかに駆除業者に依頼した方が無難です。気付かないうちに漏電していたり、火災が発生しては取り返しがつきませんので、日頃からケーブルの類はこまめにチェックするようにしましょう。