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庭園に現れた大食漢!
2016年8月18日
おはようございます。稲永でございます。
前回からの続きで、今回はセスジスズメの幼虫をご紹介します。
セスジスズメ:農業害虫。主に「ホウセンカ」「サトイモ」「サツマイモ」などを食害します。
食欲が旺盛で一度発生すると畑が全滅することもあります。
卵から孵った幼虫は1齢から成長・脱皮を繰り返し5齢(終齢)にまでなります。
その後、地面に潜って蛹となり成虫として地上に出てきます。
産卵時期は夏場と秋の初めごろで、ヤブガラシという雑草の葉の裏側に産卵します。
2mm程度の薄黄緑色の卵なので、観察するとすぐに分かります。
尾角と呼ばれる尻尾を持っていますが、無毒なので触っても問題はありません。
触るとぷにぷにしています。
たまに黄緑色の繭を背負った幼虫を見かけることがありますが、その繭は、
「セスジヤドリコマユバチ」という寄生蜂の繭です。その紹介は次回以降予定です。
最後に、庭園等鉢植えに付いているのを見かけることがありましたら箸でつまんで逃がすなり、
茎を取り除いて全滅する前にどこかに持っていってください。
次回「幼虫が背負っているものは何?」 また見てくださいノシ
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