ねずみの習性
今回はねずみについて勉強しました
ネコが人間に飼われるようになったのは古くから、ねずみを捕獲する能力が非常にすぐれていたためです。
もっとも、現代のネコはねずみを捕まえなくてもエサがもらえます。
遊び以外の目的で積極的にねずみを退治してくれることは少ないですが、飼っているだけでもその存在をねずみは感じとり、出現率を減らします。
凶暴な性格のドブネズミは向かってくることがありますが、慎重なクマネズミや小さく臆病なハツカネズミは、ネコからは逃げ出してしまうものが大半です。
フェレット
野生のイタチはねずみが大好物です。それをペットとして飼えるようにしたフェレットも、古くからヨーロッパ各地でねずみ駆除に利用されてきました。
やはりその匂いを感じ取って、多くのねずみは逃げ出します。においの強いそのフンを置いただけでほとんどねずみを見なくなった、という例も報告されています。
フクロウ
ペットとして人気のあるフクロウも、ねずみにとっては怖い天敵です。
なにしろ、野生のフクロウが食べるもののうち、6割近くはねずみの仲間です(農林水産省による調査)。日本でも戦前まではフクロウを使ったねずみ駆除が盛んに行われていたように、古くから世界中でねずみの駆除に利用されてきました。現在でも、東南アジア地域ではフクロウでねずみ退治を行っているところがあります。
害獣・害鳥の対策に、フクロウ・ワシといった天敵の鳥の鳴き声をもとにした超音波を発する機械も販売されています。
ヘビ
ヘビも、ねずみが苦手としている天敵のひとつです。
昔の家では、屋根裏や床下に入り込んだヘビ(アオダイショウ)がねずみを退治してくれていました。このため昔から、ヘビは家の守り神と呼ばれていたほどです。ペット用のヘビでもその匂いを敏感に感じ取って、ねずみは逃げ出してしまいます。
ただし、ねずみにヘビをけしかけないようにしてください。小さなヘビや、ねずみを食べない種類だと逆におびえてしまったり、大型のねずみには食べられてしまう危険性もあるからです。
番外編/ねずみはハムスターも嫌い
ねずみにとって天敵ではありませんが、ハムスターを飼っている家にもあまりねずみが寄りつきません。
これはねずみがハムスターの匂いを感じ取って、その家をハムスターの縄張りと思っているからです。
ねずみはとても縄張り意識が強く、入ってきたものを追い出します。弱いねずみ、臆病なねずみはハムスターがいる=既にこの家は他のねずみの縄張りであると思い込んで、入ってこなくなります。
寒くなってきました
風邪などに気をつけましょう