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銀色の厄介者
2015年6月16日
どうも中島です。
さて今回は4月~10月頃によく見かける銀色の平べったい虫、シミについてです。
主に家屋に住み着き不快感を与え、さらに、書籍や掛け軸、壁紙などを食害する事で文化財の害虫として古くから知られている困り者ですね。また、乾燥食品も加害する事があり、食品への異物混入として検出されることもあるんです。
雌は暖かい時期に産卵し、一回の産卵で10個前後の卵を産みこの時期は10日前後、冬では2ケ月程度で孵化します。
成虫は7~8年と長寿命と言われています。そのため、年中を通して卵~成虫まで色々な世代を目にします。
そして厄介な事に飢餓に強く、絶食状態で何と1年生きることが出来るんです。
さてどう駆除するかですが、隙間や割れ目などの多い部屋に多く生息するので、残効性のある殺虫剤を壁面に散布するのがお勧めです。また、屋根裏などの狭い空間に対しては煙霧を行うと効果的です。衣類や書籍などは、保管場所を常に乾燥した状態に保ち、収納場所にはCMなどでお馴染みの防虫剤を入れておくことで被害を防ぐことが出来ますよ。
湿気の多いこの季節、今一度タンスや本棚の整理や見直しをして、大切な思い出の品たちをシミの被害から防いでみてください。
それではまた次回お会いしましょう。
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