なかなかシブトイ…
2015年9月22日
どうも中島です。
最近縁のあるトコジラミ、今回は駆除についてです。
まずは殺虫しようとする前に室内をよく清掃をしておくと作業が効率良く行えます。トコジラミはあまり長距離を歩行しませんので、吸血被害のあった場所や虫を見た地点を念頭に入れて、昼に潜伏している場所を丹念に捜します。
被害場所の付近にある1mm程度のわずかな隙間も見逃さずに、ピンノズル付きのエアゾールを使用して、薬剤を注入するという作業を徹底的に行います。
住居では、畳の隙間やコンセントの隙間、壁の隙間、ベッドの裏、絨毯の裏、天井と柱の隙間、フローリング床と壁の隙間等が潜伏場所になります。また、ベッドや家具の木材の継ぎ目などにも良く潜んでいます。また冬場は天井付近の高いところの隙間に潜むことが多くなります。読まないで長期間放置している見開き雑誌などに隠れていることが多いので重点的に点検しましょう。
ベッドの縁や壁の隙間などに半透明楕円形の卵を産みますが、卵を全て発見し除去しないと悲しいかな再発生を繰り返します。
虫がよく潜む場所は、虫糞で黒い点がたくさん付いていますから、そのような場所を見つけたら、特に重点的にエアゾールを吹き付けます。燻煙剤や全量噴射型エアゾールによる薬剤の空間噴霧だけでは、隙間内に薬剤が行き届かず、必ずしも満足な効果が得られません。薬剤の使用、エアゾール状の薬剤を通り道に散布する。絨毯や畳の裏などにはピレスロイド系のフェノトリン(商品名スミスリンなど。粉末状の薬剤)を散布するのが有効です。
また、パラジクロロベンゼンなどの防虫剤を嫌うため、旅行先などで付着されないためには荷物へ防虫剤を入れておきましょう。
もしコウモリなどが天井裏に住み着いている場合には、追い出して、住み着かせないようにします。
薬剤に耐性をもったトコジラミの駆除は、加熱乾燥車など熱風を利用した駆除が効果的なので専門の装置が必要になることがあります。
一筋縄ではいかないトコジラミですが、忍耐強く駆除していきたいです。
それではまた次回お会いしましょう。