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幼虫が背負っているものは何?
2016年8月25日
おはようございます。稲永でございます。
今回は前回名前をあげました「セスジヤドリコマユバチ」を紹介したいと思います。
セスジヤドリコマユバチは夏場の発生したスズメガ科の幼虫の体内に卵を産み付けます。
そして、幼虫の体の後ろ側から脱出し、繭を形成します。
形成する繭は表現型可塑性という性質を持っており、この繭は季節によって性質を変化させます。
なんと、夏場は黄緑色の繭を形成し、秋になるにつれて褐色の繭を形成します。
約2週間程経過した時に繭の先端から蓋を開けるように成虫となった寄生蜂が出てきます。
寄生蜂が外へ脱出した段階で宿主となったスズメガ等の幼虫は弱って死んでしまいます。
そのため、寄生蜂は害虫をやっつけてくれる益虫だとも言えますね。
次回は2型繭の性質の違いを説明します。
次回「2型繭の持つ性質」 また見てください。ノシ
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